持田幸男著『ドイツ統一戦争 ビスマルクとモルトケ』を読みました。
Amazonの中古で入手…ちょっと前から興味を持ちましたが、品切れだったり価格が高かったりで、少し待ってました。
3月革命からドイツ統一(普仏戦争)までを扱う新書です。
やや出版年が1979年と古いのが心配でしたが、それは杞憂でした。
副題がビスマルクとモルトケとなっていますが、陸相ローンやマントイフェルなどの思惑など書かれており、ドイツ統一に対しプロイセン内が意思統一されていた訳でないのがわかります。
政治・軍事の両面がほどよくバランスが取れていますので、個々の会戦が詳しい訳ではないですが、ドイツ統一戦争全体を把握する入門用として、ウォーゲーマーにもお勧めかと。
次は『図説 プロイセンの歴史』を読んでみようかと思っています。